指揮者・当団スタッフ
佐川聖二 (音楽監督)
山王中学校吹奏楽部でクラリネットに出会う。秋田高校を経て、東京藝術大学器楽科に入学。 1975年、同大学院に進み、1976年に東京交響楽団に入団。 1977年同大学院修了。1980年、文化庁海外研修員としてウィーンに1年間留学。北爪利世、千葉国夫、三島勝輔、アルフレート・プリンツに師事。 2001年6月、25年間首席クラリネット奏者を務めた東京交響楽団を円満退団し、現在は尚美学園大学講師を務めるほか、 フリーランスの室内楽・ソロ奏者として活躍中。 1995年に東京交響楽団の首席奏者らと結成した「佐川聖二クラリネット五重奏団」 での演奏会やCDアルバムの録音など、精力的に活動を行っている。また、東京交響楽団在団中より、高校・大学・市民吹奏楽団の指導にも力を入れており、退団後も引き続き行っている。
津堅直弘(指揮者)
1950年沖縄県に生まれる。1968年国立音楽大学に入学し、トランペットを北村源三氏に師事する。卒業後は新星日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団を経て、1978年NHK交響楽団に入団。1983年文化庁の派遣でミュンヘンに留学し、バイエルン国立歌劇場の首席奏者パウル•ラッヘンマイヤー氏に師事。1987年「Trumpet5」を結成。1988年からマルセル•ケンツビッチのペンネームで作曲を開始する。主な作品は、胃腸薬の主題による4つの変奏曲、七重奏曲「鮭」、トランペット協奏曲第1番、トランペット協奏曲第2番「英雄」、トロンボーン協奏曲、ユーフォニアムとオーケストラの為の「レジェンド」、ユーフォニアム協奏曲「皇帝」等がある。2010年2月NHK交響楽団を定年退職。現在、東京音楽大学教授、洗足学園音楽大学客員教授、日本トランペット協会会長。
瀬尾宗利 (指揮者)
1967年、つくば市生まれ。文教大学教育学部音楽専修卒業。指揮を大友直人、堀俊輔、クラリネットを佐川聖二、黒尾実、作曲を柳田孝義の各氏に師事。 現在、全国各地で吹奏楽をはじめ、オーケストラや合唱の指揮者、指導者として活躍中。 また、吹奏楽曲の編曲も手掛けており、アーノルドの「第六の幸福をもたらす宿」(ロケットミュージック)や「交響曲第五番」(Novello)、ラフマニノフの「交響曲第二番」(CAFUA)など、多数の作品が幅広く全国の吹奏楽団で演奏されている。
天野正道 (ミュージックアドバイザー)
1980年に国立音楽大学作曲科首席卒業、武岡賞受賞。1982年、同大学院作曲専攻創作科首席修了。 在学中よりクラシック音楽、現代音楽はもとよりジャズ、ロック、民族音楽から歌謡曲まで幅広い活動をはじめる。 卒業後オーストラリアに赴き日本人で初めてフェアライトCMI(Computer Music Instrments)をマスターし、日本における コンピュータミュージックの創始者の一人となる。 その後、多くのアーテイストのアルバム、映画、アニメ、ヴィデオの音楽、 数多くのCM、TVの音楽制作をする。 また、ボリビアからの依頼による日本の音楽の紹介、タイ王国国王の作品の編曲、1992年より現在まで続いているワルシャワ 国立フィルハーモニー管弦楽団での自作曲の録音、指揮、ワルシャワカルテット、トリオクラシックよりの委嘱、パデレフスキ 博物館よりの委嘱(1994年パデレフスキフェステイバル)など、活動の場は国外にも及んでいる。
鈴木英史 (ミュージックアドバイザー)
1965年2月18日東京都世田谷区生まれ。東京藝術大学音楽科作曲専攻を経て1991年東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻終了。作曲を間宮芳生、遠藤雅夫に師事。1987年に安宅賞、2001年第11回日本管打・吹奏楽アカデミー賞(作編曲部門)を受賞。国民体育大会(1991石川,1992年山形)式典音楽、国民文化祭創作音楽('02鳥取)を担当。 在学中に間宮芳生、吉川和夫、藤家渓子、寺嶋陸也らとグループ「ミュヘイ(MUHELY)」を結成し、内外の作品の紹介に努めながら作曲活動を始める。日本を中心に欧米・アジア諸国でも数多く作品が演奏されている。東京佼成ウインドオーケストラ、大阪市音楽団、シエナ・ウインド・オーケストラ、東芝EMI、ビクター、ポニーキャニオン、ブレーンなどの各社からの委嘱を数多く受け続けており、フレデリック・フェネル、ダグラス・ボストック、岩城宏之、佐渡裕、秋山和慶、山下一史、下野竜也、等の著名な指揮者により、作品が採り上げられている。特に吹奏楽において、新しい形のメドレー「セレクション」を考案した功績は大きい。日本音楽著作権協会正会員、日本管打・吹奏楽学会執行委員。
齋藤崇 (トレーナー)
栃木県宇都宮市生まれ。2005年文教大学卒業。在学中は文教大学吹奏楽部学生指揮者を歴任。指揮法および、吹奏楽指導法を、佐川聖二、瀬尾宗利に師事。私立の小学校で教鞭をとる傍ら、スクールバンド顧問、外部指導者として様々な団体を指導している。ソールリジェール吹奏楽団指揮者。
畑中暢行 (打楽器トレーナー)
1953年東京都に生まれる。5歳より桐朋学園子供の為の音楽教室に入室。 その後東京芸術大学器楽科(打楽器専攻)に入学。在学中より、オーケストラ・録音スタジオ等の活動を開始する。また、パーカッショングループ72の活動に参加。 現在フリーランスのTimp.&Percussionプレイヤーとしてあらゆるジャンルでの演奏活動をこなしながら、一方では吹奏楽の指導でも文教大学・創価グロリア吹奏楽団等の団体のパーカッションパートの指導でめざましい成果を上げている。 パーカッショングループ72、アンサンブル・A・Corde、東京アーバンブラス、VIVID BRASS TOKYO、各メンバー。文学座座外講師。
服部吉之(木管トレーナー)
1953年名古屋市生まれ。1972年東京芸術大学音楽学部器楽科入学。1974年キャトゥルロゾー・サクソフォーン・アンサンブルに参加。1975年東京佼成ウインドオーケストラへ入団。1976年、同大学卒業、同大学院へ進学。1979年、同大学院修了と同時に渡仏。パリ市立第10区音楽院にてジャック・テリー(ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団サクソフォン奏者)に師事。6月、審査員全員一致の一等賞で卒業。現在、洗足学園音楽大学教授。